長崎県五島列島・新上五島町のみどころと観光マップ

長崎県新上五島町を代表する3つの教会「頭ヶ島天主堂」「青砂ヶ浦天主堂」「大曽教会」と風光明媚な景色や奇岩・白い砂浜・大小の島々のパノラマを満喫できます。
島の全域が西海国立公園に指定されている美しい自然環境に恵まれている島です。また、遣唐使、倭寇、キリシタン等幾多の歴史、文化遺産も数多く残っています。特に教会については、51のカトリック教会が活動する日本でも有数の地域となっており、その厳粛で清楚なたたずまいは五島観光の一つとして脚光をあびています。
2018年(平成30年)6月30日には、第42回世界遺産委員会において、「頭ヶ島の集落」を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録が決定しました。

上五島観光マップ(小)
上五島観光マップ

1.有川港

1.五島列島・新上五島町の北の玄関口「有川港」

五島列島・新上五島町の北の玄関口「有川港」。長崎港や佐世保港との間にフェリーや高速船が就航し、上五島地区の人流・物流機能の拠点として重要な港です。
鯨賓館ミュージアム・ホールが併設しており上五島「有川」の捕鯨の歴史を今に伝える鯨の資料館でとなっています。各港へのアクセスは、「アクセス」ページをご覧ください。

2.海童神社

2.鯨のアゴ骨の鳥居で有名な海童神社

鯨のアゴ骨の鳥居で有名な海童神社。「十七日祭り」は、3年続けて決まった日に海で溺れ死ぬ者があり、神社の信託により石祠を建てて祭り、即席の「にわか芝居」などを奉納したのがはじまり。今では、7月の第4日曜日に町内会から寸劇や踊りを賑やかに披露する習慣になっています。

3.五島うどんの里

3.五島手延うどんの魅力を満喫できる「五島うどんの里」

上五島の代表的な特産品「五島手延うどん」の魅力を満喫できるスポット。お食事処「うどん茶屋 遊麺三昧」や特産品がズラリと揃う「観光物産センター」も隣接し、電気自動車の急速充電器や観光案内所もあるので旅の休憩に最適な場所です。

4.頭ヶ島天主堂

4.世界遺産の構成資産のひとつ「頭ヶ島天主堂」

世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。その構成資産のひとつに、新上五島町の「頭ヶ島(かしらがしま)の集落」が含まれています。そんな集落の中にあるのが、全国的にも珍しい石造りの「頭ヶ島天主堂」です。天主堂は、新上五島町出身の建築士・鉄川与助による設計キリシタン聖堂。西日本で唯一、全国的にも極めて珍しい石造りの教会です。島内で切り出した石を丹念に積み上げた外観は重厚感にあふれているものの、堂内は天井や壁面などに花柄の装飾が施され華やいだ雰囲気に満ちています。頭ヶ島天主堂を見学される際は事前連絡が必要となりますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。

5・龍馬ゆかりの広場・五島祈りの龍馬像

5.五島祈りの龍馬像(中通島)

新上五島町、中通島の頭ケ島に近い東側の海岸線に竜馬が海に向かって手を合わせています。長崎亀山社中の練習船が五島沖で難破したとのことで、池内蔵太をはじめ、12名の同志が若くして海へ散りました。この地に建つ龍馬は仲間への鎮魂の想いを込めて、遭難した場所を見つめながら合掌しています。

6・黒崎園地公園(ハマンナ)

6.有明港から頭ヶ島へ向かう途中にある、黒崎園地公園(ハマンナ)

頭ケ島へ向かう途中にあり、広場・休憩所・駐車場が設けてあります。
遊歩道を登りきった先には、穏やかな海と上五島の北部(新魚目エリア)の島など特有の景観を望むことができ、また冬の夜には幻想的な漁火の姿も見られます。
上五島独特のリアス式海岸で、青い海、大小の島々、そして青い空と色彩が非常に鮮やかで、抜群の景色である。真ん中に見える島は源五郎島、通称ライオン島です。

7・矢倉岳(マリンピア)展望台

7.矢倉岳(マリンピア)展望台

標高384mの矢倉岳にあり、山頂から望む海の美しさは絶景。
写真は展望台から有川港を望む景色です。晴れた日は上五島一円の島々、遠くは宇久島・小値賀島まで360°の大パノラマの景色を独り占めできます。
有川港より車で20分、道幅の狭い山道です。走行には十分ご注意ください。

8.蛤浜海水浴場

8.白浜と遠浅の海が美しい、有川港近くの蛤浜海水浴場

白い砂浜と遠浅で、エメラルドグリーンの海が広がる光景は、一度見たら忘れられない抜群の美しさです。天候や時間で海の色は異なり、干潮と満潮によっていつも違う表情をしています。海水浴シーズンには小さなお子さまを連れた家族や、透き通った碧い海を楽しみにきた人たちでにぎわいます。そして、周りを囲む深く静かな緑が海の碧さを際立たせています。

9.青砂ヶ浦天主堂

9.五島列島の中通島北部にある、青砂ヶ浦天主堂

青砂ヶ浦天主堂(あおさがうらてんしゅどう)は、長崎県南松浦郡新上五島町にあるキリスト教(カトリック)の聖堂。五島列島の中通島北部に位置し、2001年(平成13年)に国の重要文化財に指定されています。石材は、頭ヶ島、煉瓦は佐世保の早岐方面から搬入したといわれ、近くの海辺から信徒総出で荷揚げしたという。青砂ヶ浦天主堂の大きさを考えると、相当な肉体労働だったと想像できます。入口の円柱とアーチなど随所に石材が用いられており、カラフルなステンドグラスや、入口上部の円形のバラ窓も幻想的な美しさを見せています。

10.矢堅目塩本舗

10.絶景で知られる奇岩「矢堅目」
矢堅目の夕日

五島の澄んだ自然海水を汲み上げ、十分な時間と手間を掛けて塩づくりを行っています。 工房に隣接した上五島産品館「矢堅目の駅」では、矢堅目塩本舗の商品はもちろん、上五島のお土産品の販売・喫茶・観光地案内などを取り揃えております。
絶景で知られる矢堅目は、奈摩湾入り口の海から突き出ている円錐形の奇岩です。複雑に入り組んだ海岸線がつくり出す、上五島の象徴的な風景を堪能できます。

11.大曾教会(おおそきょうかい)

11.大曾教会
(写真提供:長崎県観光連盟)

長崎県指定有形文化財の一つです。キリシタン禁教令厳しき頃、大村藩外海地方から信仰の自由を求めて五島へ逃れた信徒が、明治12年(1879)大曽裏迫に天主堂を建立したのが当教会の始まり。旧教会は若松島の土井ノ浦に移築されている。現在の教会は、レンガ造りの重層屋根構造、内部は3廊式でリブヴォールト天井をもち、外壁にはれレンガの凹凸や色の違いを用いた装飾が行われている。教会の入り口にあるキリスト像が印象に残る教会です。

12.若松大橋

12.中通島と若松島を結ぶ若松大橋

中通島と若松島を結ぶ若松大橋は、西海国立公園・若松瀬戸に架かる全長522mのトラス橋です。橋の中央付近の渦潮やたもとの入り江の海の色、橋の下を大小の船が行き交うなどドラマチックな風景に出会えます。1991年(平成3年)に完成、青い海と空、豊かな自然の緑、それに若松大橋の白のコントラストが素晴らしい。橋の下の海の色はエメラルドグリーンです。

13.龍観山展望台

13.若松大橋のある若松瀬戸を一望できる「龍観山展望台」
(写真提供:長崎県観光連盟)

西海国立公園・若松瀬戸を一望できるビュースポット。
若松大橋の白、海と空の青、山々の緑、島々が織り成す複雑な入り江は見事なコントラスト。春先は展望広場に桜の花が咲き、花見やピクニックに訪れる人で賑わいます。
山間に桐教会も見え、早朝に訪れると、野性のシカに出会えるかもしれません。
また長崎県新観光百選の地にも認定されています。

14.あこうの樹

14.奈良尾神社にある「あこうの樹」

奈良尾神社にある「あこうの樹」は、根っこが二股に分かれ、両足で地面に踏ん張ったような姿をしています。神社へ繋がる参道をまたぐようにそびえ、まるで天然の鳥居です。樹齢650年を超えるあこう樹の下をくぐると長生きできると伝えられ、上五島のパワースポット。高さ25ⅿ、幹周り12ⅿは日本一の大きさをほこります。1961年(昭和36年)4月27日に国の天然記念物に指定されました。

15. 奈良尾港

15.新上五島町の南の玄関口、奈良尾港

新上五島町の南の玄関口、奈良尾港。本土は長崎港や下五島(五島市)福江港からの高速船やフェリーが往来しています。案内板が4ヶ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)表記したものにリニューアルされました。「頭ヶ島(かしらがしま)の集落」の世界遺産選定後、外国人観光客が増加しており、多言語表記案内板の需要が高まっています。各港へのアクセスは、「アクセス」ページをご覧ください。